くるりとしての活動と並行して、映画やCMの楽曲制作なども多く手掛け、幅広いジャンルの音楽を愛する岸田繁。幼い頃から慣れ親しんできたクラシックの分野での活動も、近年、ますます拡がっています。
2025年6月15日に京都芸術センターにて開催された「岸田繁 x Style Kyoto管弦楽団 〜個展〜」では、 “多ジャンル音楽の融合” をテーマにした岸田の弦楽四重奏曲を集めたコンサートが開催されました。
この日、同楽団に所属する若手音楽家たちによって披露されたのは、岸田ならではの情感豊かな旋律、弦楽器の音色やテクニックを存分に生かした色彩豊かなサウンドを楽しめる4作品。この日のために書き下ろされた新曲で、タイトルの通り、感覚と想像力を刺激するユニークなサウンドに満ちた《弦楽四重奏曲第二番『変な料理』》をはじめ、岸田が作曲したくるりの楽曲《奇跡》の主題を基に、コントラバス奏者で作・編曲家としても活躍するJuvichanによって以前の弦楽作品から新たに弦楽四重奏曲へと生まれ変わった《岸田繁『奇跡』の主題による12の変奏曲》など、バラエティに富んだプログラムで聴衆を楽しませました。
このプログラムが、10月11日(土)、『岸田繁 弦楽四重奏作品集 第1巻』として、新CD(ユニバーサルミュージック、[PROC-2475])と新刊楽譜の同時リリースを迎えます。
新刊楽譜は第1巻に収められている《弦楽四重奏のための古風な舞曲『あなたとの旅』》(SJ 802)、《弦楽四重奏曲第二番『変な料理』》(SJ 803)、《弦楽四重奏曲第一番『月の恋、愛の日』》(SJ 804)、岸田繁/Juvichan《岸田繁『奇跡』の主題による12の変奏曲》(SJ 805)の4作品を、演奏用楽譜として、それぞれ個別にスコアとパート譜セットとして販売。
CDと新刊楽譜は「京都音楽博覧会2025 in 梅小路公園」(10/11[土]・12[日])会場内のタワーレコード京都店ブースにて販売されます。楽譜は各タイトル10部限定の先行販売で、10/14(火)より SCHOTT Music オンラインショップほかでも販売開始予定です。なお、岸田繁弦楽四重奏は同イベントに両日ともトップバッターで出演します。
SCHOTT Musicオンラインショップ
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